NISSEI商品導入店のご紹介Introduction Case
週替わりフレーバーや自分で盛るスタイルで
お客さまに特別感のある体験を提供。
Interview
ソフトクリームを導入した狙いや効果、今後の展望について伺いました。


ディスクシティエンタテインメント アミューズメント事業部
エリアマネージャー
漆原 雄介さん


ディスクシティエンタテインメント アミューズメント事業部
サブマネージャー
石井 伯斉さん


ディスクシティエンタテインメント アミューズメント事業部
サブマネージャー
加藤 賢さん
ネットカフェ黎明期に誕生し、次々と出店拡大
日本のインターネットカフェの黎明期である2000年に、神奈川県横須賀市で開業した「DiCE(ダイス)」。業界一の「おしゃれで清潔感のあるネットカフェ」と「サービス力の追求」を目指して、関東を中心に出店拡大してきました。現在は「最高水準の体験を提供し世の中をもっと楽しくする」ことを企業の存在意義として掲げ、カラオケやダーツ、eスポーツといったアミューズメントコンテンツを取り入れた大型複合施設を主軸に全国展開を進めています。今回、訪問したDiCE池袋店は、JR池袋駅東口から徒歩約2分という好立地に、2010年にオープン。翌2011年のリニューアルでは、従来の2〜6階の半個室ブースに加え、増床した7〜10階に完全個室エリアを設けました。



若年層を中心に、女性やファミリーにも人気
DiCE池袋店の利用者の年齢層は若く、20代が約40%。特に女性が多いのが特徴で、店舗責任者の石井さんは「一般的なネットカフェでは女性は1〜2割程度ですが、池袋店は4割弱が女性のお客さま。20代では半数を占めています」と話します。「おしゃれで清潔感のあるネットカフェ」をコンセプトにお店づくりを進めてきたからこそ、多くの女性から支持されているのでしょう。さらに、鍵付き完全個室や女性専用席があり、「安心安全」であると謳っているところも女性客に響いているようです。

また、ドリンクやコミックの数など、常に業界一のサービス力を追求しているのもDiCEの特徴。池袋店では15万冊近くのコミックを取り揃えるほか、9階には絵本コーナーも備えており、週末はファミリーも多く訪れます。他にも、デート、飲み会の2次会、推し活のライブビューイングなど、さまざまなシーンで利用されています。




クレミアやクレミアパフェ(有料)も注文できる。
充実の飲食メニューの中でも、存在感の大きいソフトクリーム
DiCEは「サービス力の追求」の一環として、飲食メニューにも力を入れています。メニュー開発を多く担当してきた加藤さんは「これを食べるためにDiCEに来たいと思えるかどうか」を常に考えながら試作をしているそうです。「味にとことんこだわってメニュー開発をしています。特に人気が高いメニューは、『あげたてDiCEのポテト』、『ロースカツカレー』、『元祖からあげ丼』。飲食提供を始めた当初から、ずっと売上トップ圏内をキープしています」
こうした食事系のラインナップに加えて、スイーツメニューも充実。その中でもひときわ存在感を放っているのがソフトクリームです。

数ある飲食メニューの中で、ソフトクリームはどのような位置づけなのでしょうか。そう尋ねると、エリアマネージャーの漆原さんは「DiCEは『ソフトクリームに本気すぎるネットカフェ』を謳っているほど、ソフトクリームに力を注いでいます。DiCEと言えばソフトクリームだと、お客さまにも認知していただいていますね」と笑顔で答えます。これまでに提供してきたソフトクリームの種類は、なんと120種以上。DiCEの本気度が伝わってきます。「特に反響が大きいのは、NISSEIさんの最高峰のバニラソフト『ソフォーレ』。提供日には“ソフ活”をしているお客さまで店内が溢れかえる盛況ぶりです」。


週替わりで次々と新たなフレーバーを展開
DiCEがソフトクリームの提供を開始したのは2011年。旗艦店である池袋店をリニューアルする際に、「最大級のサービスを体現したい」との社員からの提案で、「フリーソフトクリーム」のサービスを導入しました。業界内での導入事例は一部あったものの、当時のネットカフェ業態の中では浸透しておらず、会社としてもチャレンジングな試みだったそうです。導入時のソフトクリームフリーザーはシングル機の1台だけでしたが、「1台だとお客さまに提供できないアイドリングの時間ができてしまう」と、シングル機とダブル機の2台体制に変更。さらに、「競合店に負けてはいられない」とソフトクリームの種類を増やしていく中で、やがて毎週フレーバーを入れ替えて提供する現在のスタイルへと進化していきました。

週替わりフレーバーは、各店舗のスタッフが相談して自由に決めているそうです。「池袋エリアには、池袋店を含めて3つの店舗があるので、フレーバーの重複がないように連携を取っています。次々と新作を考えていくのは大変ですが、やりがいも大きいです」と石井さん。季節感を大切に、ハロウィンやクリスマスといった行事も取り入れるほか、お客さま参加型のイベントも打ち出しています。「ゴールデンウィークには、ソフトクリーム総選挙というイベントを実施しました。投票数は1,000票近く集まって驚きましたね」。
自分で盛るスタイルで、体験価値を提供
DiCEでは、お客さまが自分で盛るスタイルでソフトクリームを提供していますが、その反響について伺うと、「SNSにアップする人も多いので、ご自身で盛ることの楽しさや、うまく盛れたときの達成感があるんだと思います」と漆原さん。加藤さんも「上手に盛れたときはもちろん、うまくいかずにちょっと失敗してしまっても『もう1回やってみよう』という気持ちにつながるので、どちらも楽しんでいただけているのかなと感じます」とにこやかに話します。
また、さまざまな形状のソフトクリームを提供できるNISSEIのオプション部品「クリエイティブノズル」のデモンストレーションを池袋店と赤羽店で実施した際は、特に反響が大きかったそうです。

「クリエイティブノズルを使ってできる巻き方の例を、SNSにアップしたり、ソフトサーバーの上に掲示したりしたのですが、それを見て挑戦した人たちが『難しい!』『下手だね!』『上手だね!』と言い合いながら楽しんでくれていました。特に複数人のグループで来店された方は、みんなでワイワイと盛り上がっていましたね」と石井さん。自分で盛るスタイルだからこそ、フリーザー周りの清掃や補充の頻度といった苦労もあるものの、ソフトクリームを楽しみにして来店してくれる人たちの反応に大きな手ごたえを感じていると、石井さんも加藤さんも笑顔で話してくれました。


これからもソフトクリームで喜びと感動を届けていく
2011年にソフトクリームを導入して以来、常に新たな挑戦を続けてきたDiCE。漆原さんはこれまでを振り返り、「NISSEIさんとは約15年のお付き合いになります。弊社のわがままにいつも真摯に向き合っていただき、とても感謝しています。機器のメンテナンスなどのスピーディーな対応にも本当に助かっています」と話します。
今後も「ソフトクリームに本気すぎるネットカフェ」を体現するべく、NISSEIと共に末永くソフトクリーム業界を盛り上げていきたいと、力強く語ってくれたDiCEの皆さん。クリエイティブノズルを活用した新たな展開など、味はもちろん見た目のインパクトを意識した商品開発にもさらに注力していくそうです。次はどんなアイデアで、お客さまに喜びと感動を届けていくのか、これからがますます楽しみです。

COMPANY DATA
ネットカフェ&カラオケ DiCE池袋店
https://www.diskcity.co.jp/shop/ikebukuro/
〒170-0013
東京都豊島区東池袋1-11-11 ホワイトシティビル2階〜10階
TEL 03-5944-9202
※ネットカフェDiCEは関東エリアを中心に札幌・仙台・大阪などで全国展開しています。
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服部 稜
弊社はインターネットカフェ業界とのお付き合いが数社ありますが、中でもひときわソフトクリームに力を入れてくださっているのがDiCE様です。毎月納品している商品の量は、一般的なカフェと比べると10倍近くではないでしょうか。そんなDiCE様を担当させていただくことに責任感とプレッシャーも感じつつ、非常に大きなやりがいを持っています。
DiCE様にデモンストレーションという形でご協力いただいている「クリエイティブノズル」は、さまざまな形状のソフトクリームを提供できるオプション部品で、弊社としても新しい取り組みです。弊社から「こんな巻き方はどうですか」「この色とこのノズルの相性が良いですよ」といった提案を積極的にさせていただいて、味だけでなく見ためや巻く楽しさも含め、もっと多くのお客さまに提供していけたらと考えています。今後も引き続き、「ソフトクリームに本気すぎるネットカフェ」のDiCE様と活発に意見交換をしながら、双方でソフトクリームを盛り上げていきたいです。
◎掲載内容は2025年5月取材時のものですので、現在の内容とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。