導入店様の声

Customer's voice

NISSEI商品導入店のご紹介Introduction Case

コスコクレープ もりのみやキューズモール店

丸くてかわいいソフトクリームが
たくさんのお客さまを笑顔にしています。

Interview

全店舗の営業を統括する衣笠専務と店長の斧さんに、
コスコクレープの店づくり、商品づくりのポイントを伺いました。 株式会社ピンポン 専務取締役/営業統括 衣笠 愛(きぬがざ あい)さん、株式会社ピンポン
コスコクレープ もりのみやキューズモール店 店長 斧 亜衣子(おの あいこ)さん

大阪城公園に隣接する注目のスポットの人気店

旺盛なインバウンド(訪日旅行)消費や2025年万国博覧会の開催決定で盛りあがる大阪。大阪城を取り囲む大阪城公園にも多くの外国人旅行者が訪れています。その公園の南に隣接して2015年に誕生した注目のスポットが、東急不動産が運営する「もりのみやキューズモールBASE」です。日生球場跡地という立地からスポーツや健康をテーマに掲げたオープンモール型のショッピングセンターで、空中を走るランニングトラックなどが話題になっています。コスコクレープもりのみやキューズモール店は、この施設の顔である1Fメインエントランス横にグランドオープンと同時に出店。クレープを中心とした魅力的なメニュー展開で、休日には行列ができるほど大評判の店となっています。

「もりのみやキューズモールBASE」のメインエントランスを入ると、コスコクレープの店舗から香ばしい甘い香りが漂ってくる。

都会的でアパレルのようなショップデザインで差別化

コスコクレープを手掛けるのは社名もユニークな株式会社ピンポン。時代の先端を跳ねるようにとの思いが込められています。設立当初はアパレルショップの運営・企画・プロデュース業として様々な商業施設の売場展開に携わっていましたが、創業者で現会長の衣笠茂行氏がパリでクレープと出会い、食べた人がみんな笑顔になることに感銘を受けたことから飲食へと業態を転換して今に至ります。コスコクレープの店舗は直営・フランチャイズ合わせて現在13店舗。立地や商業施設のコンセプトに合わせて店舗ごとにショップデザインを変えていますが、外観・内装の細部にまでわたって都会的なセンスでまとめられており、そこにはアパレル時代に1,000店舗もの開発に関わった経験が生きているといいます。

ショップデザインにはアパレル業で培った店舗開発のノウハウがふんだんに生かされている。

手づくり、できたてのクレープはまるで花束

「どこにでもあるお店にはしたくない」から、あえて急速な多店舗展開はせず「見つけてうれしいお店にしたい」と衣笠専務。もりのみやキューズモール店は同社の旗艦店であり、アンテナショップの機能もあるため、商品へのこだわりが詰まっています。それをひと言で表すと「味に妥協することなく、お手頃価格で提供すること」だと言います。ロゴマークに書かれた“PATISSERIE”“DEKITATE KOUBOU”の文字はそのスローガンでもあり、クレープの生地や素材から吟味を重ね、一人ひとりのスタッフが菓子職人として、その場で手づくりしたできたての商品を提供しているのです。「うちのクレープは少しクッキーに近い焼き方をめざしていて、パフェのようにしっかり立つんですね。だからいつも花束を捧げるような気持ちでお客さまの手にお渡ししているんです」と語ってくれました。

看板商品のクレープは、オーダーを受けてから一品一品手作りし、できたてを“花束のように”お渡しする。

SNS“映え”するカワイイ出来映えを心がける

ひとつひとつの商品は、店長経験もある衣笠専務や斧店長を中心にアルバイトスタッフのアイデアや意見も取り入れながらリニューアルしており、クレープはバナナやイチゴを使ったスイーツ系からツナなどを挟んだ軽食系までなんと60種類を超えています。「見て楽しい、選んで楽しいメニュー」が狙いで、すべてのサンプルがずらとり並べられたディスプレイには思わず目を引きつけられます。「最近はSNSに投稿するために写真を撮られるお客さまも多いので、私たちスタッフもより“映え”るような新商品やトッピングを考えたり、誰に見られても恥ずかしくない美しい出来映えを心がけてていねいに仕事をしています」という斧店長。お渡ししたときに「カワイイ〜!」といってくれるのがなによりもうれしいのだとか。

「カワイイ〜!」「映える〜!」と大人気の森のくまさんクレープは、抹茶をふんだんに使ったもりのみやキューズモール店だけの限定商品。

おもちゃみたいな“太巻きソフト”をいち早く導入

流行を捉えるセンスに富んでいるのも同社の強み。台湾で人気だったタピオカドリンクやスノーアイスを日本でも手軽に楽しめるようにして定番商品のひとつに育てました。NISSEIのソフトクリームを取り入れたのも、他にはない丸くてかわいい形のソフトクリームを見て、会長や専務らがひと目で「これだ」と思ったから。東京の若い女性たちの間では“太巻きソフト”とか“おもちゃみたいなソフト”として徐々に話題になっていましたが、関西での導入店はまだありませんでした。また、生地のおいしさにこだわってきた衣笠専務は、コーンのおいしさも楽しめる日世オリジナルのクリスピーメープルコーンにも着目。「このコーンと丸いソフトの組み合わせ以外は考えられなかった」といいます。

ハート型のチョコレートを添えて完成するコスコクレープのミルクソフトクリーム。クレープと並ぶ大人気商品に。トッピングをオーダーされる方も多く、中でもカラーチョコスプレーが一番人気。

味にもコストにも妥協することなく
理想のソフトを追究

コスコクレープらしいソフトクリームとするため何度も試作を繰り返しました。「大阪人は金額に厳しいのでおいしさのみを追求するのではなく、削ぐべきところは削ぐ決断もしなくてはいけません。また、クレープよりも高くてもダメだし安くてもダメ。メニュー全体の中でのバランスも重要です。NISSEIさんには何度もお邪魔して、デザートプランナーさんや営業担当の方からいろいろな提案をしていただきました。おかげで当社のノウハウも生かしながらお互いの知恵を出し合って、味にもコストにも妥協することのない理想の商品を完成させることができました。みんなで一緒につくりあげたので、より売りたいという気持ちになりました」と衣笠専務は振り返ります。

導入しているサーバーは、バニラ、チョコ、ミックスの3タイプのソフトクリームが可能な新世代の卓上型ダブル機で丸フロントを使用している(通常は星形フロント)。

サーバーが使いやすいから“太巻き”もすぐマスター

とてもフォトジェニックなコスコクレープのソフトクリームですが、実はきれいな形に仕上げるためにはちょっとしたコツと慣れが必要だといいます。コーンが細身なので口が小さく、そこに太いソフトを巻くためです。「最初はちょっと苦労したんですが、それだけにきれいにできるとうれしくて、すぐに上達することができました。サーバーもレバーの引き具合でソフトが出るスピードを調整できるのですごく使いやすいですね。新人スタッフもマスターするのが早く、今ではオーダーが入るとみんながつくりたがるんです」と斧店長。
もりのみやキューズモール店には、ファミリー層を中心にして、近隣の学校に通う学生、フィットネス施設やフットサルパークを訪れるアスリート、英会話スクール生など実に幅広い層のお客さまが訪れますが、ソフトクリームは老若何女を問わず人気で、最近では男性のお一人様も珍しくないとか。運動や勉強を頑張った自分へのごほうびにも甘いソフトクリームはピッタリなのだそうです。

もりのみやキューズモール店にNISSEIのソフトクリームが導入されたのは2018年5月。なんばグランド花月店、姫路店に続いて3店目となる。

時代に合わせて“変化”できるが日世の強み

コスコクレープの繁盛の秘訣は他にもあります。POPは会長自らが一字一句までこだわってつくるほど重視しており、見てかわいく、しかもわかりやすいのが特徴です。写真や文言もすべてオリジナルで、スタッフが考案した商品のアピールポイントをキャッチーに表現。ミルクソフトクリームの目立つPOPも導入に合わせて作成されました。
もうひとつは“見せる厨房”です。オープンにすることで安心・安全が伝えられるし、つくる過程をお見せすることで待ち時間を期待膨らむワクワクタイムにできるといいます。丸くてカワイイ新しいソフトクリームは想像以上に好評で、クレープとの相乗効果も抜群だとのことですが、最後に衣笠専務より「現状に立ち止まることなく、時代の変化や流行を捉えて変化していくことも大切です。そのためのパートナーとしてNISSEIさんへの期待は大きいですね」との言葉をいただきました。

アルバイトスタッフの衣笠黛さん(写真右)もコスコクレープの大ファン。「クレープもソフトクリームもおいしすぎて、もう他の店では食べられなくなりました。商品をお渡しした瞬間、お客さまのテンションが上がるのが伝わってきて私もうれしくなります」

COMPANY DATA

コスコクレープ もりのみやキューズモール店
〒540-0003 大阪市中央区森之宮中央2-1-70 もりのみやキューズモール1F
TEL 06-6360-4159
URL. http://cosco-crepe.jp

私がお店づくりをお手伝いしました

日世株式会社 営業部 西井 晋
日世株式会社 営業部

西井 晋

株式会社ピンポン様は、生地のおいしさと魅力的なメニュー展開で若者からファミリーまで人気のクレープ店を関西を中心に展開されておられます。アパレルの店舗運営やプロデュースで培った立地を見極める目や流行をつかむセンスは飲食の分野においても強みとなっており、小さな坪数の店舗でも大きな売上の上がるノウハウを生かして全国にフランチャイズ店を増やしておられます。
弊社とのお取引は比較的浅いのですが、私の前任者が「これまでにないソフトクリームをぜひコスコクレープから発信していただきたい」とご提案させていただき、丸フロントを使ったサーバーを導入していただきました。当初、シングル機でスタートしたのですが、ピンポン様と弊社がお互いのアイデアを出し合って商品を開発する中で信頼関係が深まり、その後のサポートやアフターサービスへの評価も高かったことから、姫路店およびもりのみやキューズモール店には商品展開の一環として最新のダブル機を導入していただけました。
私ども日世に求められているのは、単に設備や商材をご提供することではなく、感度の高い情報とアイデアです。これからも期待に応えられるよう“コスコクレープらしい”商品の強化に尽力していきたいと考えています。

◎掲載内容は2018年11月取材時のものですので、現在の内容とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。