「霧の森 茶フェ」は2007年7月1日にオープン。抹茶・煎茶・ほうじ茶ソフト（各320円）をはじめ、ミックスソフト（320円）、バニラソフト（260円）などを販売。中でも新宮のお茶を使ったソフトは人気の的になっている。「抹茶の香りを最も良く引き立たせるソフトクリームミックスの選定に苦心したんですよ」と、出水千代子さん。小さな子どもさんたちはバニラが中心だが、大人たちは「お茶どころ新宮に来たのだから」と、抹茶・煎茶・ほうじ茶ソフトを注文する人が多い。「霧の森は平成11年からやっていますが、四国各地からお客さまが来られます。自然の中でゆったり過ごしたいという家族連れや、名物の霧の森大福をお目当てに来られる方も多いですね。最近では、茶フェを目当てに来られる方も増えています」。本格的な日本茶カフェは、四国では珍しい。抹茶のロールケーキ、ほうじ茶のロールケーキ、煎茶・ほうじ茶入りの生チョコレート、カステラ、すべてお茶づくしのメニュー。3種類のロールケーキとソフトクリームが楽しめる「霧の森ロール3種プレート」（700円）は若い女性に人気のメニューだ。お茶も、ほうじ茶、煎茶、深むし茶、かぶせ抹茶、玄米茶などいろいろ楽しむことができる。抹茶ジンジャーやみかんジュースなどの冷たい飲み物もある。「何といっても美しい自然の中にあるのが一番。季節によって、新緑や紫陽花も美しいですし、紅葉も綺麗ですよ」と出水さん。

「スナックコーナーでは、“笑顔でサービス”を最大のモットーにしています」と、豊浜SA支配人の西川治樹さんは語る。「高速道路のサービスエリアですから、安くて、早くて、そして美味しく。この3点を大事にしているんです。ここからは瀬戸内海に沈む夕日もよく見えますから、ロマンチックな景観も楽しんでいただきたいですね」。スナックコーナーは、サービスエリアの誕生と同時に20年前から営業しているが、数年前に伯方の塩ソフトが登場。「四国の特産品を使ったオリジナルなソフトクリームは出来ないかと考えまして、地元のお茶を使ったソフトとか、高知のゆずを使ったソフトなど、いろいろ試行錯誤したんです。その中で、味的にも、またお客さまへのインパクトの強さからも、伯方の塩ソフトに決まったのです。発売以来順調に売上げが伸びています。甘さの中にほんのり塩味が楽しめるというのが口コミで伝わって、定着しているのですね」。そのほか、プリンソフトクリーム（300円）や伯方の塩大福も、オリジナル商品として人気を呼んでいる。「これからもつねに新しいものに挑戦して、より良い品をお客さまにご提供していきたいと願っています」と西川さん。