○月×日 はれ

今回は、本格的な冬を目前にひかえた金沢・鶴来(つるぎ)を訪ね、ご当地ソフトと出会う旅。加賀百万石の伝統を今に伝える工芸品や和菓子で有名な街にふさわしい、こだわりのソフトとめぐりあえるはず。出発前からワクワクしちゃう!

|
第一日目 |
AM6:50 JR大阪駅

冬は、やっぱり北国の旅。早朝の大阪駅から「サンダーバード1号」に乗って、日本海をめざして出発進行!!
|
AM9:41 JR金沢駅

3時間足らずで金沢に到着! 雪景色には一足早いけど、ホームに下りると風がつめた〜い! お気に入りのマフラーを巻いて、さっそく散策に出かけようっと。
|
AM10:00 尾山神社

加賀百万石といえば、やっぱり前田家。松さまファンの私にとって絶対に見逃せないのが“利家とまつ”を祀る尾山神社。
明治時代に建てられた和洋折衷の桜門がとってもゴージャス!
|
AM10:30 長町武家屋敷跡

金沢を代表する名所のひとつ武家屋敷跡。細い路地と低い土塀が連なって江戸の昔をしのばせます。お侍さんたちは、毎朝この道を歩いて登城したのかしら。
|
AM11:30 和菓子「村上」

武家屋敷の中でもひときわ趣のある野村家のお屋敷から出ると、なんと「和菓子村上」が!! そう、このお店こそが1つ目の目的、「あずきソフト」がいただけるお店なのよ! さっそくこだわりのあんこが入った「あずきソフト」をペロリ。和風のおいしさは武家屋敷のムードにぴったり。古くからお茶が盛んな金沢でもとりわけ有名な「村上」さんには、このほかにも羊羹やきんつば、栗やお芋を使った和菓子がいっぱい!
|
PM0:30 近江町市場

「村上」さんを後にして、次は金沢市民の台所、近江町市場へ。この市場では日本海でとれた新鮮な魚介類はもちろん、ふだんの食卓に欠かせない食材から日用品まで、なんでも揃うの。旅先の市場をのぞくと、その土地の暮らしが発見できてとても楽しいのよ。
|
PM1:30 兼六園

金沢きっての観光スポット、兼六園に到着! 日本三大名園に数えられるだけあって美しい池や桜・松の名木、石灯籠など、見どころがいっぱい。それもそのはず、歴代の加賀藩主が175年の歳月をかけて作り上げた名園中の名園なんだって。
|
PM2:45 石川門

城下町、金沢のシンボル、石川門へ。さすがに観光に訪れた人たちでいっぱい! 藩政時代の名残の五十間長屋などもしっかり見とかなくちゃね。
|
PM3:30

加賀百万石にふさわしい金箔工芸のお店では“金の茶室”にびっくり! 老舗の飴屋さんでは、加賀のお米と麦だけで作った「じろあめ」という昔ながらの水あめに出会ったの。ペロペロといつまでもなめていたい素朴な味わいよ。
|
PM5:00

格子戸の家が並ぶ情緒たっぷりのひがし茶屋街へ。ここは文政の頃から栄えた芸妓さんの街。当時は、贅を極めた金沢の商人が集う格式の高い社交場でもあったんだって。
|
PM6:00

すっかり日も暮れてライトアップされた石川門を眺めていると、急にお腹がすいちゃった。今夜は、金沢の伝統的食材を使った郷土料理“治部煮(じぶに)”に挑戦よ! 里いもやにんじん、生麩やすだれ麩が入って、体も心もポッカポカ。これで今夜は、ぐっすり眠れそうね。

|
第二日目 |
AM9:00

この季節には“弁当忘れても傘忘れるな”といわれる金沢だけあって、今朝の空模様は今にも泣き出しそうな曇り空。でも、雨の金沢も風情があって素敵かもしれないわよ。さぁ、バスに乗って二日目の旅をスタート!!
|
AM9:20
金沢港いきいき魚市

この市は金沢港で水揚げされたピチピチのお魚が買えるとあって、朝早くからお客さんでいっぱい! 口のこえた金沢の人たちは、やっぱり新鮮なお魚にも目がないのね。
|
AM10:00 ヤマト味噌醤油

いきいき魚市を抜け出して、海岸線に沿って歩いていると、いつの間にか板張りの蔵がたくさんある場所に。あっ、そうか! ここが「しょうゆソフト」で評判の「ヤマト味噌醤油」のある大野なのね。ここは、小さな町に30もの醸造所のある日本でも5本の指に入る醤油どころ。それでは、さっそく噂の「しょうゆソフト」をいただきま〜す。ソフトに満足したあとは、せっかくだから、お味噌蔵も見学させてもらっちゃおう。
|
AM11:30

ややっ、こんなところに小さな食堂が! ここはきっと市場で働く人たちが利用するお食事処ね。ということは味もピカ一ということね。あ〜ぁ、そろそろお昼時だし、はいっちゃおうっと。
|
PM0:30
大野からくり館

朝からおいしいものをいっぱいいただいて幸せ! 食欲を満たした後は、加賀の伝統文化にもふれないとね。ということで、江戸時代の科学者、大野弁吉が発明したからくり人形を集めた「大野からくり記念館」へ。なんだか楽しいことが起こりそうね。
|
PM2:00
獅子吼高原(ししくこうげん)
さぁ、次は今回の最後の目的、「菊姫大吟醸ソフト」と出会うために北陸鉄道に乗って鶴来の町へ。かつて鶴来は白山のふもとの宿場町として栄えたんだけれど、いまは獅子吼高原を舞台にしたスカイスポーツやスキーを楽しみにやってくる人たちで賑わうの。そして、「獅子吼ワールド館」には中近東から日本にいたるまで、アジアの各地で古くから親しまれているさまざまな獅子が勢揃いしているのよ。なかでも、鶴来生まれの「世界一大きい獅子がしら」にはびっくり!!
|
PM3:00
汐井(しおい)
高原を散策して町へ降りてくると、お目当ての「菊姫大吟醸ソフト」を売っている「汐井」を発見! さっそく、お店の中へ入ると、そこに、な、な、なんとニックンが!! どうしてこんなところにいるの!? わけを聞くと、白川郷で前回の旅を終わるはずだったニックン、「菊姫大吟醸ソフト」の評判を聞きつけ、ひと山越えてここ鶴来へやって来たらしいの。ずるいよ、ニックン! しかも、お酒の仕込みを手伝いながら、毎日、ソフトクリームを食べてたんだって!!
そうだ、私をつれて「菊姫」の醸造工場を案内してくれたら、今回のことはゆるしてあげてもいいわよ。
|
PM4:30 石川門

鶴来を後に、ニックンといっしょに金沢の町へ。今回の旅もおもしろい場所やおいしい食べ物、そして、とっておきのご当地ソフトと出会えて大満足! さぁ、この次はどこの町へ出かけて、どんなソフトクリームとめぐり会うのかな? みんなも楽しみにしていてね。

|