一緒に手をつないで
たまたま同じ回でアクティビティをすることになった10歳の女の子と3歳の女の子。緊張で動けなくなってしまった3歳の女の子の手を10歳の女の子がつなぎ、おなじ目線になって一緒に体験をしてくれました。
手をつないでもらった女の子も最初は無反応でしたが、途中からの言葉にはうなずくようになり、最後までしっかりと体験できました。最初は心配そうに見ていらっしゃった保護者の方も嬉しそうでした。
キッザニア東京・キッザニア甲子園の ソフトクリームショップスタッフのみなさんから届いた、 子どもたちや保護者の方々のご感想、心温まるエピソードなど、素敵なお話をご紹介します。
たまたま同じ回でアクティビティをすることになった10歳の女の子と3歳の女の子。緊張で動けなくなってしまった3歳の女の子の手を10歳の女の子がつなぎ、おなじ目線になって一緒に体験をしてくれました。
手をつないでもらった女の子も最初は無反応でしたが、途中からの言葉にはうなずくようになり、最後までしっかりと体験できました。最初は心配そうに見ていらっしゃった保護者の方も嬉しそうでした。
3歳の従妹の希望に合わせてソフトクリームを体験しに来た中学生の女の子がいました。パビリオンにいた子どもが未就学の子ばかりだったので、終始照れくさそうにしていました。楽しめたか不安だったのですが、食べている時に声を掛けると「今まで食べた中で一番美味しいです!やってよかった!」と言ってくれました。
体験する前、ユニフォームに着替えるのを嫌がっていた子が、最終的にはユニフォームを着て体験したものの終始無言でした。あまり楽しくなかったかなと思っていたのですが、体験が終わってソフトクリームを取る時に、無言のまま小躍りしていました。子どもなりに楽しんでくれていたようでした。
予約をしてこれから体験という時に、お金があと1キッゾ足りないことに気づいた女の子。保護者の方とキャンセルするか相談していたところ、1つ前の回を待っていた男の子が、「あげるよ!1キッゾでしょ?」と、1キッゾを女の子に渡しました。女の子はスーパーバイザーと一緒に感謝の気持ちを込めたカードを作り、男の子に渡しました。一部始終を見ていた2人の保護者の方も嬉しそうに話をしていらっしゃいました。
障害を持っていて、立つことや話したりすることができないゲストの方がいらっしゃいました。保護者の方から、「物をつかむとすぐ投げてしまうので、できる範囲だけで大丈夫です」とお話があり、途中まで車椅子でパビリオンの外からスーパーバイザーと一緒に見ていました。
ひとつひとつ、ゆっくりとスーパーバイザーが説明をしていたのですが、ソフトクリームが完成した瞬間、元気に拍手をしてくれました。保護者の方も離れたところで笑顔で見守っていて、素敵なソフトクリームを作ることができました。言葉は分かりませんでしたが、確かに楽しんでくれたようでした。
90分間、体験を待ってくれたゲスト。やっと順番が来た時に、「もうすぐですね」とスーパーバイザーが声をかけると、「お母さんが食べたいって言ってたから頑張って待ったんだよ」と教えてくれました。保護者の方が「そんなに待つならやめよう」と何度言っても頑なに譲らなかった理由に、心が温かくなりました。
1人で参加して不安で泣いてしまった女の子。その後、お姉さんを連れてもう1回来てくれました。とても印象的で覚えていたので「以前も一緒にソフトクリームを作りましたね」と話すと「みんなで食べたいから一番に来た」と嬉しそうにしていました。
みなさんの印象的なソフトクリームはどんなものですか?と話していると、「香川で食べたうどんの味がするもの」と言う女の子がいました。
家族旅行で出かけるとソフトクリームを食べるという話を聞き、自分もそうだったなと思いました。思い出のシーンにソフトクリームが身近に存在するものだと感じました。
アクティビティ中に「母と一緒に食べたいのでスプーンをもう1本貰っていいですか?」と言われたのでお渡しするととても嬉しそうにしていました。保護者の方にお伝えすると、「意外なところで優しくて嬉しいです」と喜んでいらっしゃいました。親子で美味しそうに召し上がっていた姿をみて、こちらも嬉しくなりました。
ソフトクリームショップに5回以上来たことがあるというゲストに何度も来る理由を聞くと「楽しい・おいしい・嬉しいがそろっているから」と。友達同士でにぎやかに過ごし、ソフトクリームショップは笑顔で過ごせるいい空間だなと改めて嬉しく感じました。
3歳の女の子が始まる直前に一人で行くのが不安と外に出てしまいました。8歳のお兄さんが上手に誘導して、手洗いに助けに入ってくれて、結局最後まで心配そうに中で手伝ってくれました。私たちの声かけも大切ですが、ふたりの様子やお兄さんの優しさを見守り、スーパーバイザー全員で感動しました。3歳の妹さんも楽しそうに作ってくれて安心しました。
4歳の女の子が「おうちがソフトクリーム屋さん」とおっしゃっていたので保護者の方に伝えると「うちの子、夢を語ってますね。私もそうだといいんですが」と大笑いしておられました。
「ミルク味」って何のミルク?と聞かれることがあります。大人は当然牛乳だと思っているのですが、何のミルク?と聞かれるととっさに答えられずで、そういった素朴な疑問は面白いなと思いました。
2人姉妹が「あと2年はキッザニアに来なくなる」と言っていたので詳しく聞いたら「赤ちゃんが産まれるから赤ちゃんが3歳になったらまた来る。みんなで一緒にソフトクリームを作るのを楽しみにしている」と言っていました。お母さんも含めて皆さんでソフトクリームを美味しそうに食べておられ、数年後にまた来てくれるといいなと感じました。