にっぽんの産地紀行2025・vol.1
福岡県産あまおう
県内限定栽培のプレミアム品種。
「あまおう」という名に込められた、福岡のこだわり。
今ではすっかり高級いちごとして全国的に有名な品種となった「あまおう」。
いちご人気ランキングでは必ずと言っていいほど上位にランクインし、
近年では日本だけでなくアジアを中心に海外からも評価され、外国人観光客にも大人気のブランド果実です。
豊かな自然と都会が共存する、
あまおうの故郷・福岡県。
「あまおう」のふるさとは、バラエティ豊かな特産品がそろう食の宝庫・福岡県。九州の北東端に位置し、海に面した福岡県は、古くから大陸との交流拠点として栄え、豊かな自然と上手に共生しながら発展してきた九州の中心都市です。温暖な気候に恵まれた福岡県では県内全域でいちごの栽培が盛んで、生産量は栃木県についで全国第2位。現在では、県内で栽培されるいちごの品種のほとんどが「あまおう」です。

赤い、丸い、大きい、うまい―。
4つの魅力がぎっしりと詰まった
ジューシーな味わい。

『あまおう』は2005年に品種登録されたいちごです。それまで主力品種として親しまれてきた「とよのか」に代わるいちごとして、より高品質で甘い、日本一のいちごを目指し、約5年の研究開発を経て生まれました。福岡県内でのみ栽培が許されており、そのおいしさから地元の人に愛され、福岡県を代表するブランドとしての地位を確立しています。親しみやすい「あまおう」という名前の由来は「赤い」「丸い」「大きい」「うまい」の頭文字を合わせたもので、「甘いイチゴの王様になれるように」という願いも込められています。その由来どおり、果肉は丸々と大きく形が整っていて、果皮は鮮やかでつやが良い赤色。高い糖度が特長で、ジューシーな濃い甘みの中にほのかに酸味を感じるバランスのよいおいしさが魅力です。
あまおうの旬(出回り時期)
徹底した温度管理のビニールハウスで栽培されるあまおうの収穫時期は一般的に11月から5月頃までで、3月~4月に最盛期を迎えます。

生産者の想いを引き継ぎ、
試行錯誤された仕組みと技術で
風味のよいソフトクリームに。
地域の熱意とこだわりが生んだあまおうですが、そこはやはり自然のもの。味は美味しくかつ安全でも、形が悪いというだけで店頭に並ばないものもあります。これはいちご農家さんにとって一番悲しいことです。そこで、JAPAN PREMIUMの企画にも賛同していただいた北九州市の仲卸業者さんが、それらを集めて加工するという仕組みを作りました。徹底した管理の元、適熟の状態に仕上げて、ピューレ加工まで行うことで、農家の皆さんは農産物の無駄を出さずに済み、NISSEIは人気のあまおうをベストな状態で調達することに成功したのです。そんなあまおう苺ピューレを20%配合した、「JAPAN PREMIUM あまおう」は余計な熱を加えずにピューレ加工しているので風味も良好。自然な苺の味わいや色味をお楽しみいただけるソフトクリームになっています。
