①日世の製品を扱う特約店や販売店(一般的には卸や問屋といわれます)、②全国チェーン店(コンビニやスーパー、カフェなどで全国チェーン展開する企業)、③量販店(規模の大きな小売店)などがお客さまです。
日世の製品を紹介したり、お客さまの売上アップにつながる提案やコンサルティングを行います。たとえば地域の特産品などをつかった“ご当地ソフト”の提案や開発も営業の仕事です。またソフトクリームをつくるフリーザーの販売もしています。
入社して2年間は地域担当の営業として、特約店や販売店を回ったり、カフェやカラオケ店への新規営業も経験しました。
そうした経験を生かして、今はファミレス、カフェチェーンなど全国展開している企業向けの営業を担当しています。
商談は全国の店舗を統括する本部の購買部や商品開発部と行います。全国展開する店舗にソフトクリームの機械を導入したり、店舗で販売するスイーツやメニューについて検討し、レシピや試作品の提案、物流の手配、工場への発注などさまざまな業務を行います。
中には億単位の商談もあって、スケールの大きな仕事です。自分が提案した商品が全国のチェーン店でいっせいに並んで売上に貢献できるのは大きな喜びです。お客さまも喜び、工場も稼働率があがって喜ぶという、みんながWINWINになれる点がやりがいです。
チェーン店ではシーズンごとに商品やメニューを入れ換えます。だいたい半年前から新商品の提案に動き始めますので、冬に夏の商品、夏に冬の商品を提案することもザラです。半年先に何がはやるか、つねにアンテナを立てて、流行に敏感になることが大切です。
あるとき、当社で開発したソフトクリームのプレミアム商品をコンビニチェーンに採用していただいたことがありました。通常のバニラ商品より高い価格設定でしたので、売れ行きは未知数だったのですが、これが大ヒット商品に。急きょ、物流と工場に増産体制の依頼をしなければならないことになりました。
何しろプレミアム商品なので、レシピの配合は特殊ですし、物流にも細心の注意が必要です。社内のあちこちに頼み込んで調整をしてもらい、何とか安定供給に務めることができました。その経験から、「社内営業」も大切なのだということを痛感しました。商談においても社内の調整においても、相手の立場に立って考えたり、話したりすることが重要です。
NISSEIはコーンやソフトクリームでは知られた存在ですが、ほかにもフルーツソースなどフルーツを使った商品もたくさんあります。こうした日世のノウハウを生かした新しい商品を広めていきたいと思います。
日世のいいところはたくさんありますが、ひとつあげるとすると社風の良さです。NISSEIには自分が得た情報や経験は、惜しみなく人と分かち合い、共有する社風があります。上下関係もフラットで気をつかう人はおらず、のびのびと仕事ができます。仕事を離れたプライベートでもみな仲がよく、交流は活発。私は今、同僚たちとのゴルフにはまっています。