にっぽんの果実紀行2020・vol.5
山形県東根エリア産ラ・フランス

脇役から主役へ。
山形で花開き実った、果物の女王。

全国の生産量の8割を占めるほど、今や山形県でさくらんぼに次ぐ名産となったラ・フランス。
山形の地だからこそ、築くことのできた高級果実です。

とろけるような舌触り
濃厚な甘みと独特の香りが織りなす
女王の名に相応しい上品な味わい。

とろけるような舌触り濃厚な甘みと独特の香りが織りなす女王の名に相応しい上品な味わい。

ラ・フランスはフランス原産の西洋梨最高峰の品種。1864年にフランスのクロード・ブランシュ氏によって発見されました。あまりのおいしさに「我が国(フランス)を代表するにふさわしい果物である」と賛美したほどで、これが日本名である「ラ・フランス」の由来になったと言われています。
果皮は黄緑色で「さび」と言われる褐色の斑点が多くあるのが特徴で、ゴツゴツとして不揃いなため、決して見栄えが良いとは言えませんが、一口食べればその印象は大きく変化。別名「バター・ペア」(バターのような洋梨)と呼ばれるほど、非常になめらかな舌触りで、緻密(ちみつ)で柔らかく、濃厚な甘さと独特の香りが織りなす、上品な味わいを楽しむことができます。
収穫したての果実は硬くて食用に適さないため、18℃前後の温度管理のもと5~10日間追熟することで特有の風味を引き出します。

最適な環境と生産者の熱意で
果物の女王と日本一の産地に。

古くから和梨の産地だった山形にラ・フランスが入ってきたのは大正初期。県内では既に、同じ西洋梨の品種である「バートレット」が缶詰加工用として盛んに栽培されており、ラ・フランスは当初、この品種の受粉樹として利用され、食用ではありませんでした。また、ラ・フランスは生育期間が長いうえに、追熟まで加えると非常に手間がかかる果物。そのため、発祥の地であるフランスでは生産が断念されたほどで、栽培の難しさと見た目の悪さから、当時は日の目をみない脇役だったのです。
そんなラ・フランスでしたが、味の良さから徐々に県内で知られるように。そこに、山形の最適な栽培環境と高度な技術が相まって、ラ・フランスは山形の地で大きく成長。果物の女王と言われるまでになりました。

山形県東根市
山形は盆地で寒暖の差が大きく、日照時間も長いため、糖度の高いラ・フランスが育つ。

ラ・フランスの旬(出回り時期)

一般的な西洋梨の出回り時期に比べてラ・フランスは1ヶ月ほど遅れて出回りはじめます。
最盛期である11月の西洋梨の出荷のうち、おおよそ9割がラ・フランスです。

ラ・フランスの旬(出回り時期)

じっくりと追熟した果実を
皮ごとピューレに。
上品な甘みと香りのソフトクリーム。

ラ・フランス本来のおいしさをソフトクリームにいかに詰め込むか。ポイントは、「追熟」と「皮ごとピューレ」です。まず、独特の風味を高めるために、収穫後、生果同様に食べ頃になるまで約2週間、じっくりと「追熟」を行います。そこから、皮ごとピューレ加工することで、皮と果肉の間に凝縮されたラ・フランスの独特な香りと濃厚な甘さを逃さず抽出することができました。果肉の特徴である、なめらかな舌触りを再現することにもこだわり、本物の味わいをしっかりと表現したソフトクリームに仕上がっています。ソフトクリームを食べた瞬間、ラ・フランス特有の香りが漂い、濃厚な味わいと共に秋を演出します。

じっくりと追熟した果実を皮ごとピューレに。濃厚な甘さに独特な香りが詰まったソフトクリーム。

山形県東根エリア産
【ラ・フランス】

2020年9月〜

山形県東根エリア産ラ・フランス30%配合
■加工工場で食べ頃まで追熟、皮ごとまるごと裏ごししました。

Share